守られていると感じる出来事

「これからは空から家族を守るからね」

以前、しーくんがそう伝えてくれていると聞いたことがあった。
亡くなったあと、特別な力で大切な人を守れるようになる

—そんな話を本で読んだこともあった。

そのときは、そうだったらいいな、と思う気持ちと、どこかで半信半疑な気持ちもあった。

でも今は、あの言葉は本当だったんだと、はっきり感じている。

これは、日常の中で「守られている」と感じた、いくつかの出来事の記録。

出産のときの気配(命の場面での“守り”)

長女を出産するために入院していたときのこと。

あのとき私は、不思議なくらい、安心していた。

出産は本来、不安も大きいはずなのに、

どこかでずっと、「大丈夫」と思えていた。

そして何度も、すぐそばに、しーくんの気配を感じていた。

見えないけれど、確かに、いる。

守られている。

そんな感覚に包まれていた。

結果的に、出産はとても安産だった。

あのときの安心感も、

無事に生まれてきてくれたことも、

きっと全部、しーくんがそばで守ってくれていたからなんだと思う。

命が生まれるその瞬間に、

こうしてそばにいてくれたことが、

ただ、嬉しかった。

事故を回避した日(現実的な”守り”)

親友家族との旅行の帰り道。

アクアラインを通って東京に戻る途中、ふと、思った。

「海ほたるに寄りたい」

突然の思いつきだった。

家族に伝えると、いいね、とそのまま寄ることになった。

少し休憩して、また車に戻った、そのあと。

アクアラインで、6台が絡む玉突き事故が起きたと知った。

時間を見て、言葉を失った。

もしあのまま、寄り道せずに進んでいたら、

ちょうどその場所を通っていた時間だった。

夫と顔を見合わせて、ただ、鳥肌が立った。

あのときの「寄りたい」という直感。

あれはきっと、しーくんだったんだと思う。

「こっちだよ」って、守ってくれたんだねって、

自然とそう思えた。

背中に感じた重み(触覚としての“守り”)

ある日、長男がふとこう言った。

「なんか背中が重たい。もしかして、しーくん乗ってる?♡」

その言葉に、胸がじんわりあたたかくなった。

以前、霊媒師さんに

「急におんぶしているように背中が重たくなるときは、

本当に来ていることがありますよ」

と聞いたことがあった。

長男はそれを知らないまま、自分の感覚でそう言った。

きっと、本当に感じたんだと思う。

大好きなお兄ちゃんの背中に、しーくんがちょこんと乗って、

嬉しそうにしている姿が浮かんで、思わず笑ってしまった。

見えなくても、こうして触れ合っているんだなと思えた瞬間だった。

長男へのやさしいアドバイス(成長を支える“守り”)

以前、しーくんが長男にアドバイスしている姿が見えると、

教えてもらったことがあった。

友達との関わり方や、自分の気持ちの伝え方について、

そっと寝ているときに耳元で声をかけているらしい。

「もっと好きなこと、話していいんだよ」

「難しく考えすぎなくていいよ」

そんなふうに、長男の背中をやさしく支えてくれていると聞いた。

恐竜やサメの話が大好きな長男に、

「それ、もっと話してみなよ」

って寄り添ってくれている姿を想像すると、

あたたかい気持ちになる。

ただ見守るだけじゃなくて、

ちゃんと関わって、支えてくれている。

無理に引っ張らず、でも確実に寄り添って、

気づけば背中を押してくれている…

しーくんは、まさに”心のコーチ”。

しーくんは今も、にぃにのいちばんの味方なんだと思う。

しーくんからの叱咤激励(安心させるための“強い守り”)

あるとき、私は不安から、見える方にこんな質問をしてしまった。

「長男と長女は、長生きしますか?」

すると、返ってきた言葉は、少し意外だった。

「次男くんが怒ってますよ。

『何?僕を疑うの!?守ってるって言ったじゃん!』って」

思わず、「ごめん!」と叫んだ。

疑っていたわけじゃない。

でも、怖かった。

もうあの悲しみを、二度と味わいたくなかったから。

そんな私に、しーくんはちゃんと、伝えてくれたんだと思う。

「大丈夫だよ」って。

「守ってるから」って。

そしてもうひとつ。

「恐れるより、楽しんで」

そう背中を押してくれた。

その言葉を受け取ったとき、ふっと力が抜けた。

守られているからこそ、怖がらなくていい。

もっと、人生を楽しんでいい。

そう思えた。

守られているということ

ここに書いたことは、すべて、

偶然といえば偶然なのかもしれない。

でも私は、そのひとつひとつを通して、

確かに感じている。

守られている、ということを。

それは、特別なときだけじゃなくて、

ふとした直感や、何気ない安心感や、

小さな出来事の中にあるもの。

見えなくても、確かにそばで、支えてくれている存在がいる。

そう思えるだけで、心はこんなにも軽くなる。

だから今日も、その見えない守りを信じて、

安心して、前に進んでいきたいと思う。